最近ラクマとフリルが合併して新しく新ラクマになりました
以前、メルカリ、ラクマ、フリルでの独自の発送方法での送料の違いなどを書きましたが、改めて新生ラクマの発送方法とかはラクマとフリルが合併してどうなったのかってのを比較してみたいと思います。
以前の記事はこちら
フリマアプリ独自の発送方法のおさらい
まず、フリマ独自の発送方法というものがどういものかを簡単に説明します
ヤフオクや個人間での取引では、直接にヤマトや郵便、佐川などで発送手続きをして料金のしはらいもそちらでするのですが、フリマアプリでは各々運送会社と提携をしており個人が利用する通常の利用金よりも割安な料金や発送方法が利用できるようになっています
また運送料金の支払いは運送会社にするのではなくフリマアプリの売上から天引きされる仕組みになっているので、この点も違いがあります。
初心者が起こしがちな、商品の売上より送料のほうがかかってしまうっていうことが売上代金からの天引きとなるため、売上<送料 という形を防げるようになっています
基本的にはフリマアプリが用意してくれている発送方法を利用するほうが料金と保証が充実しており、大体匿名配送が利用出来るため売り主・買い主共にプライバシーが守られ安全
ぜひ利用して欲しいと思うところです、購入する方からは発送方法を指定することは出来ませんので販売する人はぜひフリマアプリが用意した発送方法を利用して欲しいところですね
ただ今回比較する新ラクマでは匿名配送には現在は対応していないようです
新ラクマの発送方法と料金
新ラクマが用意している発送方法は、かんたんラクマパックという名称でヤマトと郵便の2社があります。
- ネコポス(ヤマト) 200円
- 宅急便コンパクト(ヤマト) 530円
- 宅急便(ヤマト)800円~1500円(サイズ 60~160)
- ゆうパケット(郵便)179円
- ゆうパック(郵便)800円~1500円(サイズ 60~170)
宅急便とゆうパックでの送料は同じサイズなら基本的に同じですが、ゆうパックの方が最大170サイズまで可能です、140サイズ以降は1500円で均一となっている。
またヤマトではサイズによって重さの上限が2kg~25kgまでとなっていますが、郵便では一律25kgまでなので基本的に大きいサイズならゆうパックがベストと言えます
メルカリの発送方法と料金
メルカリも新ラクマ同様にヤマトと郵便の2つからなる独自の発送方法があります名称は「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」となっています
- ネコポス(ヤマト) 195円
- 宅急便コンパクト(ヤマト) 380円
- 宅急便(ヤマト) 600円~1500円(サイズ 60~160)
- ゆうパケット(郵便)175円
- ゆうパック(郵便)600円~900円(サイズ 60~100)
大きいサイズに関してはゆうパックでは最大100サイズまでしか無いため大きいサイズはヤマトを利用することになる、ただ小さいサイズでのヤマトは新ラクマ同様にサイズによって重さの制限がありあまりメリットが無いため、60~100サイズなら郵便、それ以上ならヤマトと使い分けたいところです
ただ120~140サイズでは重さが上限の25キロにはならないので、120~140サイズで重さが15kg以上になるものはメルカリではなく新ラクマで販売する方が適しているとも言えますね
新ラクマとメルカリの発送方法と料金の比較一覧
新ラクマ(旧フリル) | メルカリ | 備考 | |
ネコポス | 200円 | 195円 |
差額5円でメルカリが安い
|
ゆうパケット | 179円 | 175円 |
差額4円でメルカリが安い
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宅急便コンパクト | 530円 | 380円 |
差額150円でメルカリが安い
|
宅急便 60サイズ | 800円 | 600円 |
2kgまで
差額200円でメルカリが安い |
宅急便 80サイズ | 900円 | 700円 |
5kgまで
差額200円でメルカリが安い |
宅急便 100サイズ | 1150円 | 900円 |
10kgまで
差額250円でメルカリが安い |
宅急便 120サイズ | 1350円 | 1000円 |
15kgまで
差額350円でメルカリが安い |
宅急便 140サイズ | 1500円 | 1200円 |
20kgまで
差額300円でメルカリが安い |
宅急便 160サイズ | 1500円 | 1500円 | 25kgまで |
ゆうパック 60サイズ | 800円 | 600円 |
25kgまで
差額200円でメルカリが安い |
ゆうパック 80サイズ | 900円 | 700円 |
25kgまで
差額200円でメルカリが安い |
ゆうパック 100サイズ | 1150円 | 900円 |
25kgまで
差額250円でメルカリが安い |
ゆうパック 120サイズ | 1350円 | 取扱なし | 25kgまで |
ゆうパック 140サイズ | 1500円 | 取扱なし | 25kgまで |
ゆうパック 160サイズ | 1500円 | 取扱なし | 25kgまで |
ゆうパック 170サイズ | 1500円 | 取扱なし | 25kgまで |
この他に補償の違いや集荷の有無があります
補償と集荷の違い
補償額
メルカリでは販売価格の全額が補償されます
新ラクマでは
ゆうパケット、ネコポス、宅急便コンパクト が10万円
ゆうパック、宅急便 が30万円
となっています
集荷
またメルカリではらくらくメルカリ便の宅急便コンパクト・宅急便は集荷に対応しており1件あたり30円と格安です、コンビニや郵便局、ヤマト営業所などが遠方の場合や車を持っていない方などは大きいものを発送するときの集荷に来てもらえるととても便利ですね
発送するために車を動かしてガソリン使ってって考えると1件30円で取りに来てもらえるのはとてもメリットがあると思います、忙しい方も時間の有効活用に使えるでしょう。
どっちが良いかは一長一短ですが目安となるもの
メルカリと新ラクマでは基本的にメルカリの方が送料が安くて補償や集荷など充実してます、その理由としてはメルカリは売上の10%を手数料として取っていますので、個人で各々の運送会社から発送するよりも料金を抑えることが出来るわけです
言ってみれば手数料に送料分が一部含まれていると考えても良いかもしれませんね
一方新ラクマの方は現在は販売手数料がありません!
なので売上をそのまま手に入れることが出来ます、その分財源がないので送料はあまり安くならないのが現状です。
新ラクマが永遠と手数料なしで運営するのは無理があると思います、運営母体が楽天なので楽天が儲かっていますので現在は投資という形で赤字を垂れ流している状況でしょう
いずれは採算を採れるように手数料が設定されることになるでしょう、そのときには発送方法が充実して価格も下がるかもしれません
どっちを利用するかの目安
小物ならゆうパケットやネコポスを使うことになります、送料もお互い差は少なく手数料の方が差は大きくなるでしょう
宅急便コンパクトからは差額が150円以上になってきますのでその分を考慮してやる必要があります
例えば送料150円の差は、販売価格1500円でトントンです
宅急便コンパクトで販売価格1,000円のものだとすると
- メルカリ:売上1000円×0.9-380円 = 520円の利益
- 新ラクマ:売上1000円-530円 = 470円の利益
- メルカリの方が利益が大きくなる
宅急便コンパクトで販売価格2000円のものだとすると
- メルカリ:売上2000円×0.9-380円 = 1420円の利益
- 新ラクマ:売上2000円-530円 = 1470円の利益
- 新ラクマの方が利益が大きくなる
このような関係になります、送料の差額×10倍の額よりも販売価格が高い場合は新ラクマ、販売価格が低い場合はメルカリの方が利益が出るということが分かります
上の送料の表に送料の差額も記載していますのでその10倍の額よりも販売額が大きいか小さいかでメルカリで売ったほうが良いのか、ラクマで売ったほうが良いのかってのが簡単に分かります
送料の差額は最大でも350円となりますので、3500円以上になるものは基本的に新ラクマで売ったほうが利益は出るということも分かりますね
逆に1500円以下の小物ならメルカリの方が利益が出るということにもなります
イレギュラーなものとして直接引き渡しってのもあります、そうなれば送料は掛かりませんので基本的には現状新ラクマがベストとなります、たとえばシリアルコードの受け渡しとかメッセージのやり取りで完結するようなものも新ラクマが有利ですね
ぜひ上の表を参考にして利益が最大になるように活用してみてください
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