どうも
原付が必要になったので、10年間も雨ざらしで放置されてた原付のアプリオを復活させよう!っていうことで、その工程をレポートする形で紹介します
はたして本当に復活させることができるのか?
ダメだったらってことで、現在の原付の下調べとかもしてたりもする。
エンジンが掛からない原因
まずはコレです、エンジンが掛かりません。
原因として一番先に浮かぶのが、ガソリンの腐敗とキャブの根詰まりですね
スクーターのキャブレターは位置的に非常にメンテナンス性が悪い位置にあります。
アプリオの場合はフロント周り以外の外装をひっぺかえさないと露出しません
ミッション車だとすぐ手の届く位置にあるんですが、スクーターの設計理念としては個人でメンテナンスすることを前提としてない感じですかね。乗ることにしか興味が無い方はかなりハードルが高い作業。
キャブからガソリン抜くにもサイドを外して、エアクリボックスを外さないと届かないような位置にありますね。ガソリンを抜くのも一苦労でキャブからざーって抜ききることはできません、負圧コックなので根本から燃料ホースを外さないと行けないですね
これが普通のミッション車ならキャブから燃料全部抜いて新しいガソリン入れてOKって感じなんですがスクーターは手間が多いです、一層のこと負圧コック外してキャブに燃料ホースを直結してやりたいぐらいです(笑)
なにか問題が発生するかわわかりません。
とりあえず外装外すのに1箇所なぜかトルクスネジになってたのでコレを外すためにトルクスビットとキャブクリーナーの洗浄剤を調達。Amazonでお安く売ってました。
こちら
Amazon.co.jp – AZ キャブレタークリーナー 420ml 購入時の価格は 226円でした
Amazon.co.jp – Wera トルクスビット TX25 購入時の価格は 139円でした
やってみたことその1【キャブの洗浄】
まずはキャブの洗浄を行いましたが、そもそもキャブはほぼきれいな状態でガソリンのカスとかはなかったです、使わなくなる前にキャブからガソリン抜いたのかな?記憶に無いです(笑)
バイクを冬眠させる場合はガソリン完全に抜くっていう作業をしなければいけないのですが、惰性的に乗らなくなる場合っていうのはこの作業のタイミングを逃しがちですね
あとガソリンも思ったよりも痛みが無い感じでしたが
キャブの洗浄とガソリンを抜いて、新しいガソリンを入れてきました
幸い歩いて数分のところにガソリンスタンドがあるのでバイクをそのまま押して入れてきました、もちろんこの時点で満タンにするのは問題が深刻化するので(もし復活させれなかったらガソリンの処理が)100円分だけ入れて帰ってきました
とりあえずコレでキックで一生懸命蹴ってみましたが全然ダメです
次なる問題点は・・・?
やってみたことその2 【スパークプラグの交換】
キャブ洗浄とガソリン入れ替えではエンジンはかかりませんでした
残る問題点はスパークプラグが怪しいですね、それ以外にもいろいろな問題点もあるかもしれませんがまずはスパークプラグの交換で動くかどうかを試すのがベターですかね
えープラグ交換・・・
プラグレンチは?無い!
スクーターには車載工具でプラグレンチがついていない模様、そもそも車載工具ないみたい
(やっぱり個人でのメンテナンスを想定していない乗り物のようだ)
ゴリラの方の車載工具のプラグレンチがあったので使ってみたところ、サイズが違う・・・
プラグの確認ができない。
ってことでひとまず、プラグレンチが必要なので
エーモンの3タイプのプラグに対応したものを買いました、短いタイプと長いタイプがあるのですが長いタイプのものです88mmの方を買いました。エンジン周りは入り組んでるので短いものだと回せないことがほとんどかと思います。
Amazon.co.jp – エーモン プラグレンチ 16・18・21mm
次にアプリオのスパークプラグの型番はBPR7HSです、もちろんプラグつったらNGKですね。
プラグレンチのサイズは21mmになる。
これも買ってきました。
安いところだと300円しない値段で、2りんかんでは500円ぐらいで売ってました。アマゾンでは現在500円ぐらいです。楽天市場では送料入れてで500円ぐらいであったりします、買いに行くのが面倒なら楽天市場で買えばメール便なので、ポストに入れといてくれるので楽かも、あとポイントの消化とかにもいいかも、定期的に交換するものなのでストックしててもいいかな?。
そして
こちらが取り外したスパークプラグ
こちらが新品のスパークプラグ
並べてみると全然違いますね
取り外したのは傷んでますね、これでは火花が飛んでないかもしれないです。
さっそく取り替えてまたひたすらキックをしまくるが・・・エンジンがかからない。
大まかな原因となるところはクリアしてきたので、こうなってくると問題点が多岐にわたってくるかも。もし火花が飛んでなかったとすると、電装系にダメージがあるのかもしれない
そうなると原因を特定するのは難しくなってくる、イグニッションコイルがダメなのかプラグコードがダメなのか、それとも発電系がダメなのか?またまた、鍵のメインスイッチがダメなのか?
などどこが悪いのか調べるのが困難です、一個ずつ部品を交換してもお金だけドブにすてる結果にもなりかねないです
でも、もうひとつ怪しいなとおもっているのは排気です
キャブを洗浄してガソリンを新しくしてキックをしたわけですが、なんかガソリンの出が悪い気がする。キャブのドレインボルトをひねってもかすかに出るだけ
結構キックしてるので・・・
ってことは混合気がちゃんと遅れてないのが原因かもしれないってことで次は
負圧コックを調べる
やってみたことその3 【燃料ポンプの動作確認】
現在考えられる原因は
- 電装系の不通
- 燃料ポンプからの供給が足りていない
燃料の出が悪い感じなので負圧コック式の燃料ポンプを調べてみることに・・・
スクーターにはこの負圧コックが採用されていることが多いようで、仕組みとしてはシリンダーが動くことによってエアクリから吸引するのですが、その吸引力を使って混合気を作ってシリンダーに送っている
このときのエアクリからシリンダーへの負圧を利用して、燃料ポンプが動作してガソリンがキャブに送られる仕組み
負圧式の燃料ポンプからは負圧用のホースとガソリン用のホースが出てて、負圧用のホースから吸引するとガソリンが出る仕組みになっている
ってことで負圧用のホースを吸ってみることに・・・
直でホースを口には咥えたくないので手のひらで筒を作って小指側に負圧ホースを持って親指側から吸ってみると、ガソリン用のホースからドバドバドバーっとしっかりガソリンが出ました
ということは、燃料ポンプ自体は特に問題なしってことになる
ガソリンタンクもサビてなかったしゴミが詰まってるとも考えづらかったので、燃料ポンプにはやっぱり問題はなかったです
としたら、なぜ燃料の出が悪いのか?となると吸排気に問題がある可能性が高いということになりますね。
ってことで次の対策をする。
やってみたことその4 【排気のチェック】
現在考えられる原因
- 電装系の問題
- 吸気の問題
- 排気の問題
ってことで、お金のかからないところから調べることに
今回は排気系を調べてみる
マフラーをチェックして・・・
ん?マフラの排出口になんか砂っぽいので穴が小さくなってます・・・
これはなんだ!
虫とかが巣を作った可能性は十分に考えられますね、とりあえずドライバーを突っ込んでホジホジ取れる分は取りました。
これで吸排気が改善した可能性も?ってことでひたすらキック・・・
全然ダメです
こうなったらマフラーを外してしまおうってことでマフラーを取り外して
キック
お?
おお?
吸気系の音に変化が出てきました、力強い吸気音が聞こえてきました!
どうやらマフラーの詰まりが吸排気の邪魔をしていたようです
さらにキックしていくと、バリバリバリー
と轟を上げてエンジンが一瞬動きました!
ヘッドライドも一瞬点灯して
来ました!ついにエンジン始動!
さらにキックしていくと、エンジンがかかるようになりました
これで逆に電装系の問題はクリアされて、原因はマフラーだったってことがわかりました。
とりあえずエンジンは掛かるがアイドリングはまだできない状態、アクセルを少し開いてないとエンジンが停まってしまいます、原因はマフラーを装着していないことによっての部分があるかと思うのでこの状態でアイドリングの設定をする必要は無いかな?ってことで
なんとかエンジン動きましたー
パチパチ
ってことでエンジンさえ動いてしまえばこっちのものです。
これでようやく必要なもの一式の購入に踏み切れます、エンジンがかからなければどうにもならないので先に消耗品等を一式かっても使えなくてドブに金を捨てる結果になりかねなかったので
これでやっと再生への道筋が立ちました!
10年も放置されてたのに、ガソリン入れ替えてキャブきれいにしてマフラー外しただけで動いてしまうって、日本のバイクはかなり出来が良いですね、タフです。
エンジンオイルに関しては10年たってもほとんど劣化しないようなので、変える必要は無いみたいです、ガソリンがすぐに腐っちゃうのでしばらく乗らないときはガソリンの処理だけしておけばいいかなってところですね。
写真がとれてないところは後日改めて写真追加します!
作業しているとどうしても手が汚れてしまうので写真撮れないんですよね~
次回に続く!
COMMENT